2009年11月26日木曜日

ボクは悲しみをアニメで覚えた

ボクは悲しみをアニメで覚えた。
どんな駄作でも最終回にはなにか胸に残るものがある。
たいていのアニメはハッピーエンドだ。
それでも観ていると悲しくなるのはなぜだろうか。
それはやはり終わりゆくストーリーに対して干渉できないからだろう。
アニメでも小説でも映画でもストーリーや物語のあるものを観る者には、必ず傍観者としての責任が義務となる。
傍観者はストーリーの世界とはある程度の距離があるおかげで、怪我も失恋もしない。
ただ、自分が見てきた、あるいは間接的であっても存在してきた世界とは同じ運命を辿ることはできない。
それが悲しい原因だ。
悲劇のヒロインは、悲しみを背負い死ねるからいいが、傍観者は別の意味の悲しみを背負いながらも明日を生き続けなければならない。
今生の別れを押しつけられるような気分だ。
ボクはアニメを一気に全話ダウンロードしてみるから数時間で大好きなキャラ達と別れなくてはならない。
だから、ボクは傍観者の役がもっとも辛く、耐えがたいものだと思っている。
しかし、そうであっても、それがストーリーや物語に付き合う醍醐味なのだ。
井伏鱒二いわく、「さよならだけが人生だ」

0 件のコメント: