2009年10月24日土曜日

まず「前提」あり

なににでも「前提」がある。


今回のテーマは「前提」である。
ボクは小林秀雄の講演(1960年)を聴いたとき、この言葉の重きに触れられた。
それ以来、なにかものを考えるときには、まず「前提」から考える。
特に古い問題、歴史関係の問題について考えるときには必ず前提を踏まえて考えないと、空想と化してしまう。
例えば、BLが市民権を獲得しようとしている現在と「おかま」や「ゲイ」だと非難を避けるため人目をはばかる必要があった数十年前との同性愛を取り巻く環境の相違を考えると、そこには歴史的な前提があるではないか。
同性愛というものがある程度社会において寛容に扱われるようになった、これが現在の前提にあるではないか。
日本古来の同性愛の文化が廃れていった近代以降、同性愛はすべて切り捨てられてきた。
それが数十年前までの一般社会における常識であったはずだ。
しかし、それが今は「王様のブランチ」のコミックランキング10位以内にも入ってしまい、本屋ではそのコミックが平積みされ店頭に並ぶほど、「ボーイズラブ」と呼ばれる同性愛文化が認知され迎え入れられてきているではないか。
ひとつの問題をひとつで放っておかないことだ。

前提から考えなおせば、きっとヒントが見えてくるはず。
ものを知る為には「前提」や「原因」を読み取り、構図にして咀嚼する、これが自分のなかで理解したということではないのか。

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