2009年8月18日火曜日

「風の谷のナウシカ」は読むもの

「風の谷のナウシカ」を観た。
ナウシカは、いやジブリは1年に何度も見ているが、見るとやはり気持ちいい。
そう、ジブリアニメは「気持ちいい」のだ。
「おもしろい」とか「クオリティが」というより「気持ちいい」。
体が気持ちいいと感じるアニメ、それがジブリアニメだろう。
まるで豆腐を食べているよう。
ジブリは気持ちいい、だから何度も放送されるのだろう。


「風の谷のナウシカ」は漫画が原作である。
もちろん作家は宮崎駿だ。
1週間前ほどにコンビニにあったので立ち読みしていた。
アニメの原作はその1、2巻に当たる。
(もちろん修飾されている部分もあるが)
アニメはストーリーの始めを描いているから「環境問題についての警告」しか世間では捉えられておらず残念である。
もちろん、環境問題に焦点を当てていることは確かだ。
しかし、全ストーリーを解釈するともっとテーゼは深淵でかつ現実的だ。
環境問題というのは確かに深刻な問題なのだが、それは表面的な問題である。
世間ではエコが根付いてきたと同時に相変わらず「そのうちになんとかなる」と思われてもいる。
とくに日本では環境汚染の悪影響が比較的低いからそう環境問題を肌に感じているわけではない。
いわばブームなだけだ。
そして環境問題もそのうち去っていくであろう問題だ。
しかし、「風の谷のナウシカ」のテーゼはどんな時代にも適する。
それは「自己の選択」についてだ。
ナウシカはいたって行動的な女性だ。
危険も顧みないときも多々ある。
しかし、彼女は常に正しさを見出そうとしている。
そしてストーリーの中では全人類にかかわる選択を取る。
「選択」は「生き方」を示す。
環境問題は解決できる問題だからブームにも希望にもなる。
しかし、環境問題の奥には我々の「生き方の選択」が問われている。
環境問題とは有史以来、最大の難関かもしれない。
この問題が完全に解決したとき、我々の生活は恐ろしい変化を来しているはずだ。

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