雨が続いている。
去年が空梅雨であったからかどうも毎日、雨に困っている。
自転車によく乗るから不便極まりない。
まあ、屋内から見る雨や雨音はむしろ好きな方である。
雨が生む心地よいノイズは屋内での作業にはもってこいである。
本にあったが意外にある程度のノイズがあった方が集中できるとか。
そういえば、ボクも電車好きである。
電車そのものにはあまり興味がないがあの不特定多数の人間が乗るせまいガタンゴトンの車内は心地よいストレスがあり読書には最適である。
ボクは電車通いではないのでよりそれを実感している。
あの居心地の良い空間は何なのだろうか。
あの電車やバス、飛行機の特有の感覚は誰もが感じているはずだ。
確かにあそこはせまく身動きが取れず疲れる場所だ。
それでもそこを好むのはなぜか。
あの空間をよく旅のロマンの一つとして挙げるのはなぜなのか。
きっと、「群れ」の感覚と「安全」の感覚、双方があそこにはあるからだろう。
きっと知らない者であれ旅は道連れで場を共有するものとしての連帯感が生まれるのではないか。
それはもともと社会的生物であり、群れをなす霊長類には群れとして居心地の良さとして感じるはずだ。
そして、あの狭い空間、座席は人間一人分の広さ、あのエコノミーの背中や腰回りがすっぽり入る空間は安心感がある。
そして車内、機内全体の空間も視界に入りうる程度で外敵の脅威もない。
あの空間には本能的な安全がある。
生物学はとくにそうだが、科学的視点から人間の生物としての性質=本能を日常生活から改めて思考し実感することは面白い。
柔軟な思考や発想はここから出発する。
これは忘れたくない。

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