24日に地元で活躍する広告デザイナーがボクの学科に講演に来た。
ボクは「デザイン」について最近考えるところがあったから真剣に聴いていたが、周りには念願のエアコンとデザイナーの語り口調があまりに静かでゆっくりであったためか堂々と居眠りするクラスメイトもいた。
彼は3時間ほどの講演であったが彼の作品の数々をディスプレイで見せながら、デザインとはなにかを大雑把であったが主要な部分を切り取って講じていた。
「デザインとはなにか?」いざ考えてみるとこれに安易に答えることは難しい。
近いところはあるが美術とは言えない。
美術性、美学があることは間違いなさそうだが。
デザインに興味を持ち始めたときもそこまで考えていた。
テレビに出ていた川崎和男はそれについて的を射た考えを導いている。
デザインとは「効用・効能・・などでできている」と。(確かな部分はここだけ)
それを聞いた時、ボクは彼に意見におおいに頷けた。
ああ、デザインの美とは「実用の美」か。
デザインのあるものは確かに美しい。
デザインという外来語に惑わされがちだが、確かに美しさとデザイン性というものの間には繋がりがある。
そのうえ、日常、デザインと言えばインテリア、家具、ファッションなど実用品についての用語であり、自然にそれらとデザインとがイメージされる。
そして、もっと深く考え思想の域まで達すると実用性と美性というものは確かに同一であるという考えに辿りつく。
使えるものは美しい、醜いものは使えない。
そんな単純で一見、Noと抗いたくなる美と実用についての考えこそが人間の本能としてなんとも納得させられてしまう。

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