2009年5月19日火曜日

遊び女考察

「遊び女」の印象は時代によって異なるとボクは考える。
室町時代ならば旅する売春婦で、江戸時代ならばかの有名な吉原の花魁だろう。
遊び女といっても前者と後者ではその在り方、その影響力、そこから見える時代背景というものが全く異なる。

旅をしていたころの遊び女はその売春行為だけが売りではなく、彼女らの存在自体がいわばサーカスのような異国の雰囲気に包まれていたことだろう。
旅行文化に乏しい日本では彼女たちはむしろ自由人に属し、その自由人という身分と各地で仕入れてきた情報が多くの日本人には日本人離れしているように感じられたのかもしれない。
彼女たちは情報の媒体だったのだ。

そしてまた、ある意味彼女たちの存在はバーチャルに近いのではないか。
彼女たちにとっては商売でもある一晩の営みは客にしてみればなかなか味わえないバーチャル体験だろう。
きっと、いつも同じようなことを繰り返す生活のうちに現れたマンネリを解消するには丁度良い刺激体験になったろう、それが「遊び女を買う」ことなのだ。

まさに「お楽しみ」であろう。


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