漫画を読んでいて、「あれこのキャラのイメージに合わないセリフ言わせているぞ」っていうことがあった。
まず、「妙だな」と思ったが、だんだんと「いや、この漫画家は実は頭の切れる奴じゃないか」と思えてきた。
それはなぜか。
ほら、だいたい漫画のキャラって固定化されていて、それに合わせたセリフも固定化されているでしょ。
主人公ならクール系とか熱血系とかいじめられっ子系とかアンチヒーローだったりとだいたいわかりやすい。
主人公が成長するのは当たり前、それに合わせたセリフをかけるのも当たり前。
漫画家なら当然でしょ。
最初からのキャラでずっと書いていたって誰も楽しめやしない。
じゃあ、そう(・・)で(・)ない(・・)漫画家とはなにか。
ボクは主人公以外にも成長が、もしくは変化を描ける漫画家は才能があると思う。
ひとり、ひとりに思想を持たせ伸ばしていく、そのなかで諸々の、少しずつの成長、変化を描けるのなら人を見る目のある人間であり、たいしたものを描いてくれると思う。
思想と言ったが、人間を描く限りはキャラに思想を持たせることは重要だ。
そうすることによってキャラは「思想の記号」となる。
それにより、なにが起こっているか、ストーリーの展開がわかりやすくなると思う。
展開が先読みできる作品という意味ではない。
それは固定化された流れ(フラグ)に従っているだけだ。
言いたいのは先読みではなく、今を読む技術だ。
瞬間を分析することは絵で描かれ、それによりキャラの数も多くすることのできる漫画の長所であり、年齢や国を問わないともなれば特権とも言える。
そのためには「思想の記号」を意識し、成長や変化の流れをくみとることで常にキャラを的確に捉えることが重要だ。
今、現在の分析を欠いては未来を読むことはできず、未来図も妄想に囚われたにすぎなくなる。
以上!

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