2008年8月30日土曜日

漫画研究部 更木剣八篇

「楽しめよ!死も苦しみも!ただ一つの代償だろうが!」
漫画「BLECH」は、殺し合いを好む、アウトローな登場キャラの更木剣八のセリフの一つで、主人公・一護との戦闘シーンで出てくる。
ボクはこれがどうにも上手く理解できなかった。
戦いを楽しみ、死や苦しみは恐怖には繋がらず、代償とする発想がそこにはあるのだろうか。
しかし、このセリフはその発想の裏打ちした場合だ。
このセリフをその発想を無視した場合、①「楽しめよ!死も苦しみも!」と②「死も苦しみも!ただ一つの代償だろうが!」に分けられ、分けることにより更木の2種類の思想を垣間見ることができる。

更木はただ単に敵を倒すことに楽しみを求めず、戦いそのものに楽しみを求める、戦いを「遊び」としているのでそこに目的を必要としない。
その思想の持ち主であり、それを実行できる力と精神があるからこそ、相手を圧倒することも相手からの攻撃をまともに受けて平気でいられることが可能なのだろう。
ボクは更木剣八が大好きだ。
きっと思想があり、かつ強く、恐怖がないからだ。
恐怖がないので、敵に何度も斬られてボロボロになっても息を切らさず、恐怖を感じず、より楽しもうとする。
そこに生きる積極性があり、人間としての模範がある。
だから、ボクは魅かれるのだろう。

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